総会(弁護士 野村俊介)
こんばんは。弁護士の野村です。
先日、支部総会がありました。
これは横浜弁護士会川崎支部としての総会で、毎年4月に行われています。
支部とはなんだ?という方のために簡単にご説明しますと、神奈川県の場合は、県内を地域ごとに以下の5つに分けています。
横浜弁護士会 本部
横浜弁護士会 川崎支部
横浜弁護士会 県西支部
横浜弁護士会 相模原支部
横浜弁護士会 横須賀支部
(弁護士数順)
県内に事務所を構える弁護士は、いずれも横浜弁護士会所属となります。
そして、私の事務所は川崎市にありますので、川崎支部、ということになるわけです。
川崎支部には平成24年4月時点で、170名以上の弁護士がおり、川崎市全域に司法サービスを提供できるよう、定期的に法律相談を実施するなどの活動をしています。
もちろん、川崎支部であるからといって、他の地域で弁護士として活動することができないわけではありません。
神奈川県全域、東京都、千葉県等近隣都県はもちろん、依頼者がどこにお住まいでも相談を受けることは可能です。
また、訴訟の相手方が遠方にお住まいの場合には、遠方の裁判所まで行く場合もあります。
話を戻しましょう。
総会には多数の弁護士が参加して、議案の内容によっては出席者間で意見が分かれることもあります。
日頃から、弁護士は、自分の依頼者にふさわしい方針をとり、解決を目指して全力を注ぐことが求められます。
個々人を中心に物事を分析するので、言ってみればミクロな視点で仕事をすることが中心と言えるでしょう。
それに対して、総会では、弁護士がどのように社会に貢献していくか等に関する報告や今後の活動方針について意見交換がなされます。
これは、個人としての弁護士を超えて、抽象化した「弁護士」というものを観念し、その社会的な存在としての活動に思いを巡らすものです。言わばマクロな視点で物事を考えていくことになります。
このようにいうと、少し大袈裟に過ぎるかもしれませんね。ただ、総会に出席することは、弁護士としての役割を考えるなど、より大局的なものの見方を養う契機となります。
こういった機会を大切にして、自分の在り方を考えたいと思います。
投稿者 小山法律事務所 | 2012年4月14日 18:00