うさぎの耳
突然ですが、うさぎの耳と脚でどちらが大切だと皆さんはお考えでしょうか。
うさぎは発達した脚の力で速く走ることができ、長い耳をもっているから遠くの音が聞こえます。
どちらが大切かということについて、
ドイツのことわざでは、耳の方が大事とするものがあるそうです。
うさぎは優れた耳がなければ、捕食者に気づくことができず、自慢の脚を使う機会もなく、捕食者に食べられてしまう......だから、まずは耳が大切である
という考え方です。まずは情報収集が第一という考え方です。
この話は、情報の大切さを知るうえで示唆に富む話であると、旧陸軍の情報参謀が著書で述べていました。
私は最近この本を読んだのですが、情報がない中で判断をすることの危険性というものを非常に強く考えさせられました。
弁護士の仕事も、限られた情報の中で判断を迫られることが少なくないと感じています。
それでも、限られた時間の中で情報を集め、的確な判断をできるよう心掛けねばなりません。
そのためには、うさぎのような長い耳が欲しい
......かもしれません。
投稿者 小山法律事務所 | 2012年6月 7日 10:00