コーヒーをもう1杯(弁護士 新井裕子)
コーヒーは、そこまで好きではありません。
しかし、大人の休日にはぜひともコーヒーを飲みながら読書しなければならない。
カロリー0のコーラとかではいけない気がします。
いや、ね、休日なのだから好きなものを飲めばいいじゃないですか、
別にカロリー0のコーラだっていいじゃないですか。もちろんそう思いますが、
忙しい日々の中では、あえて「心にゆとり」を演出することも必要だと思うのです。
そういうわけで、最近は喫茶店めぐりをすることが多いです。
喫茶店に入って格調の高そうなクラシックとかゆったりしたボサノバとかを聴きながら、外国文学を読む、というライフスタイルに憧れているのです。
しかし、喫茶店にいざ入ると、
① メニューを見てケーキを選ぶのに必死
② ケーキをより確実に選び取るため、レジのケースの方へ行って現物を確認するのに必死
③ 二択までに絞るが、決められない
④ 店の人に声をかけるが、まだ迷っている
⑤ やっと決める
⑥ 待っている間もメニューのケーキの写真を見ている
(食べ物の写真を見るのが大好きです)
⑦ ケーキが来る
⑧ ケーキを味わって、味を心のカメラに焼き付ける
⑨ 食べるときは集中する
⑩ コーヒーが来る
⑪ コーヒーを飲みながら外国文学を読もうと外国文学を鞄から出すが、何か落ち着かず、2ページくらいでやめてしまう
⑫ 2ページくらいでやめない場合にも、コーヒーが冷めるのが気になりすぐ飲んでしまう
⑬ コーヒーを飲んでしまうと店の人の視線が気になりだし、会計をして店を出てしまう
⑭ ちなみに、読もうとした外国文学はその後ただの積ん読となり、大掃除のとき本棚の後ろに落ちているのが発見される
このような結果になりがちです。
どこでどう間違うとこうなるのか、いまだにわかりません。
結局家で、たまった家事を片付けながらコーラをラッパ飲みするはめになるのです。
投稿者 小山法律事務所 | 2012年4月29日 18:00