弁護士が一人一人に真摯に対応 川崎駅近くの法律相談|小山法律事務所

メニュー
ご予約フォーム 法律Q&A

教えて法律のコト!
Q&A

私は、海産物を扱う有限会社を経営しています。

昨年から取引を始めた卸売会社(A社)に対し500万円の売掛があるのですが、期限が来ても弁済してくれません。その会社には資産として自社ビルがあります。

どうしたらいいでしょうか。

質問者

A社に対し、仮差押えすべきです

A社が弁済できないのは、資金繰りが悪化しているためと考えられます。したがって、唯一の財産と思われる自社ビルを売却してしまうおそれがあります。

 

そこで訴訟を提起する前に、仮に差し押さえておく必要があります。仮差押えをすれば売却できませんので、その会社は何とか弁済しようと努力します。その後、訴訟を提起すれば、A社は裁判上の和解によって、分割して弁済するよう努めると考えられます。

 

しかし、A社の資金繰りが極めて悪化している場合、A社は破産申立てをしてしまうかもしれません。A社が破産申立てをすれば、仮差押えについて裁判所が中止を命じることができ、結果的には効力を失ってしまいます。このような結果になるのを防止するためには、取引を開始するにあたって、できるだけ取引先を調査するしかありません。

 

その会社の取引銀行や取引先にそれとなくあたってみるとか、少なくともその会社を訪問してみることです。その結果不安を感じたら、営業保証金を積まない限り取引をしないことが賢明でしょう。

その他の法律Q&A

  • 民事その他

    死因贈与契約を結んだ相手が認知症になり、親族がマンションを売却しようとしています。阻止できますか。
    続きを読む
  • 中小企業法務

    M&Aで会社を売却しようとしたところ仲介業者から高額な着手金を求められました。注意すべき点はありますか。
    続きを読む
  • 中小企業法務

    有給休暇の年5日取得義務について、一斉付与や年末年始の休みを充てることは法律上認められるのでしょうか。
    続きを読む
  • 相続

    父の相続で兄が土地建物を取得することになりましたが、私は権利証を持っていません。名義を兄に移転するにはどうすればよいでしょうか。
    続きを読む

ご相談のご予約

ご相談は、お電話または下記予約フォームからお申込みください。

お電話でのご予約はこちら

TEL 044-244-3981

電話予約受付:平⽇9時〜17時

予約フォームはこちら

24時間予約受付

川崎駅近くの法律相談なら『小山法律事務所』